
腎臓(じんぞう)とは、とても簡単に言うと、血液を掃除する臓器のことです。
腎臓に、なんらかの異常がおきて、腎臓か働いてくれなくなる(腎不全)と、だんだん血液が汚れてしまって、腎臓を含めた全ての臓器が、動かなくなってしまいます。
これを多臓器不全(たぞうきふぜん)と呼びます。
多臓器不全になると、まず助かりません。そこで、考えだされたのが、人工腎透析(じんこうじんとうせき)や生体腎移植(せいたいじんいしょく)です。
さて、人工腎透析や生体腎移植は、最終手段ともいえるものです。なんとか、ここまで、腎臓が悪くならないようにするには、どうしたらいいでしょうか。
腎臓は、一生懸命働き者で、悪くなっても、悲鳴をなかなか上げてくれません。
血液検査で、はじめて異常が出たとき(クレアニチン値の異常)は、その機能の7から8割は、失っているのが、現実です。
病院で、「腎臓機能に、異常なし」とされていても、実は、安心できません。
いつのまにか、食品添加物や免疫異常やストレスや加齢や糖尿病や高血圧や肥満や感染症(気管支炎など)等々が、原因で、腎臓は、少しずつ、その機能を失いつつあるのです。
唯一、指標となるものは、タンパク尿ですね。
健康診断で、「尿にわずかにタンパクが、出ていますが、特に異常はありません。様子をみてください。」といわれることが、よくありますが、これこそが、腎臓機能の異常の始まりなのです。
タンパク尿を侮ってはいけません。後悔することになります。
本来は、尿に、タンパクは、出てはいけないのです。
腎臓に、炎症があって、少しずつ、腎臓を形作っている細胞が、壊れたときに、はじめて、尿にタンパクが、検出されるのです。
腎臓は、とても大事な臓器なので、ふたつあります。あまっているわけではないのです。あらかじめ、壊れてしまったら、生きていけないので、二つ必要なのです。
漢方では、腎臓の機能の異常や低下は、腎虚のひとつだと考えられます。
腎虚の腎は、腎臓そのものも指してはいますが、もっと概念が広いものです。
漢方の腎は、免疫系、生殖系、泌尿器系、ホルモン代謝系、カルシウム代謝系、自律神経系など幅広いものです。
それらの働きが、衰えていく状態を「腎虚(じんきょ)」と呼びます。
男性でいえば、インポテンツ(ED)になったり、腰痛や前立腺肥大症や夜間頻尿で悩んだりするのが、代表的です。
女性でいえば、不妊症になりやすかったり、月経前緊張症候群(PMS)や更年期障害になったり、骨粗鬆症で悩んだりするのが、代表的です。
腎虚になると、骨や筋肉が減少し、骨折や、筋肉痛や腰痛やシビレが出やすくなります。髪の毛も薄くなりますし、目も見えにくくなります。
トイレが近くなったり、逆に遠くなったりします。
ホホのたるみや、小じわ、シミなども出やすくなりますし、記憶力や計算力なども低下し、認知症などになるリスクも増えます。
腎臓病などの腎機能の低下に対処するには、まずは、腎を強化するために、「補腎(ほじん)」することが、必要です。
補腎とは、腎虚を治す漢方の療法のことです。
弱った腎に、エネルギーを与えて、元気づけることを指しています。
腎虚には、大きく分けて、二つのタイプがございます。
腎陰虚(じんいんきょ)と腎陽虚(じんようきょ)です。
それぞれのタイプに応じて、治療法を調節する必要もございます。
補腎とともに必要なのが、活血化瘀(かっけつかお)という治療法です。
活血化瘀とは、血液の状態を改善して、血管を丈夫にする治療法です。
腎臓は、毛細血管のかたまりともいえる臓器です。
その腎臓の毛細血管の中の糸球体で、血液が、ろ過されて、きれいなった血が全身をめぐるのです。
糸球体が、壊れると、尿中に、タンパクが、検出されるのです。
残念なことに、こわれてしまった糸球体は、修復出来ません。
ですから、いつも、毎日、補腎と活血化瘀をすることで、弱った腎を元気づけることが大切なのです。
昔から、『肝腎かなめ』といいますね。
普段から、腎臓をいたわって、大事にしましょう。
腎臓を元気にするために、髙木漢方の“漢方の力”を借りてくださいね。
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