メニエール病,めまい,立ち眩み,耳鳴り,難聴
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メニエール病(めまい・立ちくらみ・耳鳴り・難聴)と漢方薬療法

メニエール病(めまい・立ちくらみ・耳鳴り・難聴)
★メニエール病とは
メニエール病 メニエール病は、突然おきる回転性の激しいめまいで、ときには、嘔吐、吐き気、耳鳴り、難聴を伴う症状がでます。あまりに強いめまいのため、はじめは、脳梗塞などの疑いで、CT検査、MRI検査など、一通りの検査をしますが、脳には、異常はありません。
さらにいろいろと検査(耳のレントゲン検査など)をした後に、メニエール病と診断されるようです。

耳の中にある聴覚と平衡感覚のセンサーである「内耳」は、骨と膜の二重の構造になっています。膜の内側は、内リンパ液で満たされています。ところが、何かの原因で、この内リンパ液の調整が出来なくなり、過剰になると、「内リンパ水腫」を作り、これが神経を圧迫して、「めまい、耳鳴り、難聴」などの症状を引き起こします。これが、メニエール病です。

内耳の中には、聴覚器としての蝸牛(かぎゅう)や、平衡器としての三半規管や、位置を測る耳石や、気圧を調節する耳管などさまざまな器官が、内リンパ液によりつながっているため、一度にいろいろな症状がでるのです。

メニエール病の初期は、突然おきる回転性の激しいめまいの発作時に、嘔吐と吐き気や、耳の詰まり感と圧迫感などの感じを受けますが、それが、だんだんとめまいを繰り返すうちに、耳鳴りや難聴を伴うようになり、しだいに、発作時以外にも、耳鳴りや難聴が残るようになります。

★メニエール病の原因と西洋医学的治療法
メニエール病による内リンパ水腫が、なぜ起きるのか、原因は、まだ、わかっていません。ウイルス説や、ホルモン異常説、内耳の循環障害説、ストレスによる自律神経失調説など、さまざまな説があります。

メニエール病は、西洋薬による対症療法では、症状は、軽くなりますが、薬をやめると、元に戻りやすく、そして、何回もめまいを繰り返していくうちに、慢性化し難治化する人も多いのが現状です。

◆漢方薬とメニエール病
木漢方では、メニエール病を治すために、ひとりひとりに合った漢方薬を選んで、体質を改善することによって、根治を目指しています。

漢方医薬学においては、漢方理論上において病気を分類して、整理する手法が、一般的にとられています。これを「弁証論治(べんしょうろんち)」といいます。メニエール病においても、いくつかのタイプに分けて、治療します。

ここでは、メニエール病を代表的な五つのタイプに分類して、それぞれの症状と治療法について、端的に、ご説明致します。

T.肝が高ぶるタイプ
肝が高ぶるタイプ ●漢方でいう肝は、単に肝臓のみを指すのではなく、情緒の安定、精神の安定、血の貯蔵、全身の気のめぐり、筋肉や目の生理機能を維持するなどの幅広い働きがございます。ストレスなどにより、肝が高ぶり肝の働きが失調すると、めまいなどさまざまな症状があらわれます。肝が高ぶると「めまい、耳鳴り、片頭痛、怒りっぽい、顔色が赤い、目が充血しやすい、不眠、夢が多い、不安感、口の中が苦い」などの症状がでやすいのが特徴です。

●肝が高ぶるタイプの治療法

肝の潤い(陰)を補い、肝の陽気を鎮めて、肝の働きを正常化して治します。


U.腎の精力が不足するタイプ
腎の精力が不足するタイプ ●漢方でいう腎は、単に腎臓ばかりを指すのではなく、生殖を支配し、成長促進し、排尿を機能させ、発育を促し、全身の水液の代謝を促し、呼吸機能を助けるなどの幅広い働きがございます。腎は精力を貯蔵して、精力は髄を生みます。そして、髄は脊髄に属し、脊髄は脳につながって脳髄となります。頭は、「髄の海」といわれ、脳は、髄が満たされていれば、正常に働きます。しかし、加齢などにより、腎の精力が不足すると、髄が空虚になり、「めまい、耳鳴り、物忘れしやすい、足腰がだるくて力が入らない、足腰が痛みやすい、顔色が青白い、手足が冷えやすい、ここ一発無理が効かない」などの症状を発生させます。

●腎の精力が不足するタイプの治療法

腎に精力を補い、体中を潤し、腎陰や腎陽のバランスをとって治します。


V.気や血が不足するタイプ
気や血が不足するタイプ ●漢方では、体内に「気」というエルネギーが、常に巡っていると考えられています。そして、その気は、血とともに、身体の各所 に運ばれるものとされています。病気や過労やストレスやダイエットなどで、気と血が不足すると、「めまい、動くとめまいはひどくなる、耳鳴り、倦怠感がある、息切れ、話すのがおっくうである、顔色が蒼白い、唇や爪につやがない、動悸がする、不眠、食欲不振」などの症状を発生させます。

●気や血が不足するタイフの治療法

気や血の不足を補って、体内にエネルギーを充実させて治します。


W.身体の中にヘドロ(痰濁)がたまるタイプ
身体の中にヘドロ(痰濁)がたまるタイプ ●美食(グルメ)に目がない方は、注意が必要な方です。また、夜食にラーメンなど、高カロリーなものを摂る方も要注意です。健康診断で、コレステロールや中性脂肪が高めとされた方は、このタイプに当てはまる可能性が高いです。このヘドロ(痰濁)は、いつのまにかたまってしまい、身体をむしばみます。ヘドロは、経絡(ツボ)の流れを阻害して、気や血が、脳に届かないようにして、「めまい、耳鳴り、頭が重い、胸が塞がれた感じがする、悪心やタンが多い、シャックリやゲッフ゜が多い、食欲不振、体が重い」などの症状を発生させます。

●身体の中にヘドロがたまるタイプの治療法

身体の中のヘドロを取り去り、気血水の流れを改善して経絡を通じさせて治します。


X.於血(おけつ・お血)がたまるタイプ
於血(おけつ・お血)がたまるタイプ ●於血とは、血液そのものではなく、「血管中に病理的に身体に要らないものがたまり、血液の循環が阻害された状態」のことです。簡単にいえば、悪いものが溜まって血管が詰まりそうな状態のことです。例えば、脳の血管が、完全に詰まってしまえば、脳梗塞ですし、心臓に酸素や栄養を送っている冠状動脈の血管が詰まってしまえば、心筋梗塞ということになります。於血がたまるタイプの方は、将来、血管の梗塞をともなう病気になりやすい人です。於血で、一番多い症状は、糖尿病などでよくみられる、とても細い毛細血管が詰まってしまう「微小循環障害」です。於血がたまると「めまい、耳鳴り、頭痛、いつも同じところが痛む、舌に於斑がある、不眠、物忘れしやすい、顔色が黒っぽい、アザができやすい」などの症状がでます。

●於血がたまるタイプの治療法

血液をサラサラにして、身体や血管の中の悪いものを取り除き、血管を丈夫にして、太い血管から毛細血管まで血液の循環を改善して治します。


◆伊勢佐木町漢方堂の漢方薬によるメニエール病の例

45歳  女性  会社役員

三年前に、突然に、天井がぐるぐるとまわって、めまいが止まらず、吐いてしまった。救急車で、病院に運ばれた。いろいろと検査をして、メニエール病と診断された。現在は、ときどき軽いめまいと、吐き気と耳鳴り(ジィージィー)と耳が遠くなることが、主訴である。仕事が忙しくて、睡眠時間が、四時間くらいしか取れないこともある。そのため、なかなか耳鼻科にも通えない。肩こりがある。生理痛はない。症状は今ないが、スギ花粉症である。
身体に合った漢方薬を三種類飲んでいただいた。
一週間後に、連絡があって、めまいと吐き気は、なくなったと。耳鳴りは軽くなったが、耳の遠いのは、まだのこっていると。体質の改善には、最低、四ヶ月は、かかるので、すぐには、全部は、なくならないものなので、漢方薬を飲み続けるように伝えた。
その後、三ヶ月、漢方薬を続けていただいたところ、耳鳴りは、すっかり消えましたが、耳の遠い感じは、疲れると時々出るとのことで、しばらく飲み続けてみるとのことでした。

◆メニエール病の漢方健康相談
伊勢佐木町漢方堂 木漢方の漢方薬は、メニエール病によく効きます。また、すぐ効くというよりは、少しずつじわじわと効いてくるという感じです。メニエール病で、お悩みのときは、木漢方まで、ご来店になり、お気軽にご相談ください。
漢方薬は、お身体に合っていれば、効果は、とても期待できます。木漢方では、あなた様の症状をよくお聞きした上で、あなた様に合った漢方薬をお選びいたします。メニエール病以外の病気のご相談も承ります。健康やお薬のことで、何かお悩みのときは、お気軽にご相談くださいませ。

木漢方 創業慶応二年 横浜の漢方健康病気相談専門店
神奈川県横浜市中区石川町5丁目185番地6
JR石川町駅南口下車 徒歩7分
横浜市営地下鉄 伊勢佐木長者町駅下車 徒歩8分
( 石川町5丁目バス停の前、車橋南交差点の角です。)
ご相談&お問い合わせ電話  045-681-5888
営業時間 11:00〜19:30
定休日  金曜(土曜と日曜は、営業しております。)

【行き方】
1) JR根岸線 石川町駅南口より徒歩7分。 元町とは反対方向に、首都高速の高架下(中村川)にそって歩いて、車橋のたもとに当店はございます。
(石川町駅南口改札前のタクシー利用で2分です。)

2) 横浜市営地下鉄 伊勢佐木長者町駅より徒歩8分。 改札前のエレベーターで地上に出て、伊勢佐木町とは反対方向に、打越の坂道(山元町、根岸森林公園方面)に向かって歩いて、車橋のたもとに当店はございます。

又は、駅改札前のエレベーターで地上に出て、目の前のバス停より「103根岸台」に乗って、2番目の「石川町5丁目」のバス停にて降車して、すぐ目の前です。

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