便秘の漢方薬療法 タイプ別の便秘対策
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便秘の漢方薬療法 タイプ別に見る便秘の症状とその漢方治療

便秘の漢方薬療法

便秘便秘は、風邪と並んで、万病の元になりますし、お肌の健康にも悪影響を与えます。特に、頭痛、のぼせ、吹き出物、にきび、痔、腹部のぼうまん感などや、近年、増加している大腸がんの原因にもなりえます。漢方では、便秘は、いくつかのタイプに分けて対処し治療いたします。

便秘には、腸管が緊張して便通が滞る「痙攣性便秘」と、身体の筋肉が弱くて便を送り出す力が不足した「弛緩性便秘」があり、痙攣性便秘は実証タイプ、弛緩性便秘は虚証タイプが、多いのが特徴です。

Ⅰ.実証タイプの便秘
便秘体質で最も多いのが、この実証タイプです。比較的体力があり、食欲が旺盛で、栄養過多になりやすいのが特徴です。「熱秘」、「寒秘」、「気秘」の三つのタイプに分けられます。
①熱秘タイプ
油っこい物や味の濃い物、お酒などを好み、過食傾向があるため、体内に余分な熱がこもり、便が乾燥したタイプです。
尿の色が濃い、便が乾燥して硬い、口臭がある、顔面が紅潮するなどの特徴があります。このような熱秘タイプには、身体の熱を冷まして、腸に潤いを与える「清熱潤腸作用」のある漢方薬から、身体にあったものを選んで治します。
②寒秘タイプ
生ものや冷たい物の食べすぎや、冷房などで身体を冷やしたために起きた便秘です。
このような寒秘タイプには、冷やした身体を温め、胃腸機能を活発にする「温中散寒作用」のある漢方薬の中から身体にあったものを選んで治します。
③気秘タイプ
ストレスや更年期障害によるホルモンバランスの乱れが原因の便秘で、女性に多いのが特徴です。残便感、ガスがたまる、コロコロとした便、細い便、情緒が不安定などの症状があります。
このような気秘タイプには、腸の緊張をとき、肝の機能を高める「疏肝理気作用と通便作用」のある漢方薬の中から身体にあったものを選んで治します。

Ⅱ.虚証タイプの便秘
便秘体質で、もともと胃腸が弱っていて、風邪などを引きやすい虚弱体質で、体力の無い人に多いのが特徴です。
「気虚」、「陽虚」、「血虚」、「陰虚」の四つのタイプに分けられます。
①気虚タイプ
食事が細く、消化機能が弱く、疲れやすい、食欲不振、便が細いといった特徴があります。
このような気虚タイプには、胃腸を丈夫にして、便を運ぶ力を高める「補益肺脾作用」のある漢方薬の中から身体にあつたものを選んで治します。
②陽虚タイプ
気虚タイプの状態が長く続くと、身体や手足がとても冷えるようになる「陽虚」の状態になります。陽虚の状態になると、便秘ばかりではなく、下痢をすることもございます。
このような陽虚タイプには、身体や腸を温め、新陳代謝を改善する「補陽作用」のある漢方薬の中から身体にあったものを選んで治します。
③血虚タイプ
便秘体質で、身体が乾燥しやすい高齢者や、過度のダイエット、病後などの栄養不足が原因で、血液や体液が不足した人のタイプです。
血色が悪く、口が渇き、不眠やめまいなどの症状があるのが特徴です。
このような血虚タイプには、不足した血液や体液を補う「補血作用」のある漢方薬の中から身体にあったものを選んで治します。
④陰虚タイプ
血虚タイプの状態が長く続くと、身体の乾燥が進んで、便は硬くなりなかなか出なくなり(残便感)、手足がほてり、のぼせるようになる「陰虚」の状態になります。陰虚が進むとドライアイやドライマウスやドライスキンなどの症状がでることもあります。
このような陰虚タイプには、身体や腸に潤いをもたらす「補血潤腸作用」のある漢方薬の中から身体にあったものを選んで治します。

便秘の漢方薬使用例

⑴ 80才 女性
親戚のいる横浜に遊びに来た。地元では、毎朝、排便があったが、もう五日も出ない。下剤はいままで飲んだことは無い。漢方薬で何かいいものはないかと相談にみえた。血虚と陰虚の症状があったので、身体にあった漢方薬を朝昼晩の三回、お飲みいただくようにお伝えした。その日は、昼と晩にお飲みになり、翌日、排便があり、スッキリしたとご連絡があった。

⑵ 33才 男性 会社員
五ヶ月くらい前より、便がスッキリ出ない。便が残っている感じがする。胃腸も重苦しくお腹もすかない。ゲップやガスも頻繁にでるが、下剤は飲んでいない。IT関係の仕事で、肩がいつも凝っている。運動不足とストレスで体調不良をきたしているようである。
そこで、気秘の症状があったので、身体のあった漢方薬を朝昼晩の三回、食前にお飲みいただくことにした。
二週間後に、ご来店され、便がスッキリでるようになり 、大変調子が良いので続けて飲みたいとのことであった。

⑶ 51才 女性 主婦
二ヶ月前より、ダイエット中、約3kgの減量に成功したとのこと。以前から便秘で悩んでいる。便秘薬を飲んでもスッキリと出ない。
手足が冷えやすいが、顔はのぼせやすいとのこと。於血と寒秘の症状があったので、身体にあった漢方薬を朝昼晩の三回、お飲みいただいた。一ヶ月後にご来店になったとき、お腹が温まって、便がスッキリ出るようになり、気持ち良いので続けて飲みたいとのことでした。

◎便秘の漢方健康相談
便秘漢方薬療法漢方薬は、自己判断せずに、専門家にご相談ください。便秘の不快さは、本当に毎日のことなので大変ですね。何とかしたいとお考えのときは、ぜひ漢方薬をお試しください。漢方健康相談専門店の髙木漢方では、あなた様の便秘を治す漢方薬をお選び致します。
便秘でお困りのときはもちろん、健康のことやお薬のことで何かとお悩みのときは、横浜市中区にある髙木漢方に、お気軽にご来店になりご相談ください。

髙木漢方 創業慶応二年 横浜の漢方健康病気相談専門店
神奈川県横浜市中区石川町5丁目185番地6
JR石川町駅南口下車 徒歩7分
横浜市営地下鉄 伊勢佐木長者町駅下車 徒歩8分
( 石川町5丁目バス停の前、車橋南交差点の角です。)
ご相談&お問い合わせ電話  045-681-5888
営業時間 11:00~19:30
定休日  金曜(土曜と日曜は、営業しております。)

【行き方】
1) JR根岸線 石川町駅南口より徒歩7分。 元町とは反対方向に、首都高速の高架下(中村川)にそって歩いて、車橋のたもとに当店はございます。
(石川町駅南口改札前のタクシー利用で2分です。)

2) 横浜市営地下鉄 伊勢佐木長者町駅より徒歩8分。 改札前のエレベーターで地上に出て、伊勢佐木町とは反対方向に、打越の坂道(山元町、根岸森林公園方面)に向かって歩いて、車橋のたもとに当店はございます。

又は、駅改札前のエレベーターで地上に出て、目の前のバス停より「103根岸台」に乗って、2番目の「石川町5丁目」のバス停にて降車して、すぐ目の前です。

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